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限定色HAZEL BROWNを使ってダブル板締め絞りに挑戦

  • 執筆者の写真: PAC FABRIC DYE
    PAC FABRIC DYE
  • 6月18日
  • 読了時間: 3分

2025年の限定色HAZEL BROWNを使ってダブル板締め絞りに挑戦してみました。

太さの違う2種類の板を用意し、2回染色染色することで、複雑なチェック柄ができるのでは?と思いやってみることにしました。


↓イメージとしてはこんな感じです

最初に細い板で挟んで染色、畳み方を変えずにその上から太い板で挟んで染色、という手順になります。


チェック柄の板締め絞りについては下記も合わせてご参照ください



用意するもの

・PAC FABRIC DYE 染色キット1個(染料・固着剤・色止め剤入り)

・PAC FABRIC DYE 単品染料5g 1個

・木の板(細いもの×2本、太いもの×2本)

・塩

・容器

・染料を溶かす道具(泡立て器など)

・太い輪ゴム数本

・ゴム手袋

・綿100%の生地(晒がおすすめ)

※今回はHAZEL BROWNとHOT PINKを使用します



染色手順

1、生地を畳みます。

生地は歪みが出ないよう、定規で長さを計りながら蛇腹(山折→谷折→山折→谷折)で畳みます。

アイロンで折り目をつけると綺麗に畳めます。


2、板で挟んで太い輪ゴムで固定します。

板がずれないように、しっかりと固定してください。

染色する前に生地を水に浸けておきます。生地をめくって中まで浸透するようにしてください。


3、染色液を用意します。最初にHOT PINKを使用して染色します。

規定量だと濃いので約30%くらいの濃度で染色します。

染料0.5g、固着剤15g、塩90gを2Lのお湯で溶かしました。


4、濡らしておいた生地を浸けます。

生地が重ねっている部分をめくって、中まで染色液が浸透するようにしてください。

今回は複数回染めるので、通常より短い約40分浸けました。(通常は1時間)

浮いてきやすいので木の上に重いものを置いて沈めるようにすると良いです。


5、溶液から取り出し、お水ですすぎます。

色があまり出なくなるまですすいでください。(色止めは最後にするので、ここではしません)

生地を絞ってから、木の板を外します。

木で挟まれていた部分は防染されて白地のままになります。


6、生地は広げずに、そのまま向きを変えて同じ木の板で挟みます。


7、再度同じ染色液で40分間染色します。

先ほどと同じようにすすぎます。

中央だけが2回防染されます。


8、今度は太い幅の木の板で挟みます。

今度はHAZEL BROWNの染料で染色します。

HOT PINKより濃くしたいので、先ほどの分量より染料の量を多くしました。

染料1g、固着剤15g、塩90gを2Lのお湯で溶かして溶液を作りました。

約40分間浸けます。


9、水ですすぎ、向きを変えて再度木の板で挟みます。

もう一度40分間溶液に浸けます。


10、最初は板をつけたまま数回すすぎます。

色があまり出なくなったら、板を外し、生地を広げてすすぎます。

中性洗剤を入れて数回すすいでください。


11、色止めをします。

お湯2Lに色止め剤5mlを溶かし、すすいだ生地を15分間浸けます。

その後、お水が透明になるまですすぎます。


12、乾かしてアイロンをかけたら完成です。

チェック柄が予想よりはっきりと出ませんでしたが、、、

よく見ると2重になっていることがわかります。


今回は少し失敗の結果でしたが、また機会があれば再挑戦してみたいと思います!


使用した染料

PAC FABRIC DYE 染色キット col.42 HAZEL BROWN(ヘーゼルブラウン)

PAC FABRIC DYE 単品染料5g



※限定色のため、在庫限りで販売終了になります。

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