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  • 執筆者の写真PAC FABRIC DYE

板締め絞りでチェック柄


板締め絞り ITAJIME SHIBORI

寒くなってきましたね。

今回は「自分で染めたんだ」とつい自慢したくなるような、板締め絞りのハンカチの染め方をご紹介します。

板締め絞り(いたじめしぼり)とは

生地を折りたたみ、木の板で挟んで染める染色方法です。

挟まれているところは染料液が入らないので、規則的な模様を作ることができます。

今回は細長い木の板を使い、2回染めることで、チェック柄のハンカチを作ってみたいと思います。

用意するもの

・PAC FABRIC DYE × 1パック

・お塩

・容器(バケツなど)

・ボウル(染料を溶かす用)

・泡立て器

・ゴム手袋

・衣類用洗剤

・木の板 × 2枚

・太い輪ゴム × 数本

・アイロン

染料の量の目安

PAC FABRIC DYE1パックで250gまでの繊維が染まります。

今回はハンカチ1枚ととても小さいものなので、下記のような分量にしました。

染料1g、固着剤10g、お塩60g、お湯1.3L、色止め剤3ml

(全て説明書に記載の量の1/5の量です)

2回染めるので、染料・固着剤・お塩・お湯は2回分必要になります。

染色手順

⑴ハンカチをたたみます。

たたむ時のポイントはジャバラ(びょうぶ畳み)にすることです。

ジャバラに畳むと染料が染み込みやすくなり、色ムラが防げます。

アイロンを使って折り畳むとキレイにできます。

⑵畳んだハンカチを木の板で挟み、太い輪ゴムでしっかり固定します。

上の板と下の板がずれないように注意してください。

⑶ハンカチは水で濡らしておきます。

⑷染料を溶かします。

染料をボウルに入れ、40〜50℃のお湯で溶かします。

溶け残りがあると斑点が出てしまうので、しっかり溶かして下さい。

泡立て器を使うと溶けやすいです。

(染料1gに対して100mlのお湯で溶かしました)

⑸容器に固着剤とお塩を入れ、40〜50℃のお湯で溶かします。

(固着剤10g、お塩60gに対して約1.2Lのお湯で溶かしました)

⑹溶かした染料を混ぜ合わせます。

⑺ハンカチ(濡れた状態)を浸けます。

板がずれないように、やさしく混ぜながら1時間浸けます。

布が重なっているところは染料液が染み込みにくいので、広げて(めくるような感じで)混ぜてください。

⑻お水ですすぎます。

最初は板をつけたまますすぎ、あまり色が出なくなったら板を外して、洗剤を入れてすすいでください。

⑼乾かしてアイロンをかけます。

一方向にラインができました。

板の形の通りに白く防染されていますね。

(10)同じように畳み、向きを変えて板を固定します。

(11)先ほどと同じように染料液を新たに作り、染めていきます。

浸ける前に必ず水で濡らしてください。

(12)すすぎます。

(13)色止めします。

容器に40〜50℃のお湯を入れ、色止め剤を溶かします。

ハンカチを時々混ぜながら、15分間浸けます。

(色止め剤3mlに対して1.3Lのお湯で溶かしました)

その後、お水ですすぎます。

(14)乾かしてアイロンをかけたら完成です!

キレイなチェック柄になりました。

2度染料液に浸かったところは濃く、1度染料液に浸かったところは薄く、一度も浸からなかったところは白のままになっています。

濃淡の差で柄を作っているんですね。

お弁当包みにしても可愛いです。

左はMUSTARD YELLOW、右はFOREST GREENです。

少し手間のかかる染色方法ですが、板を外してキレイに柄ができていた時はとても感動します。

ぜひ挑戦してみてください。

使用した染料

PAC FABRIC DYE col.05 MUSTARD YELLOW(マスタードイエロー)

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PAC FABRIC DYE col.05 MUSTARD YELLOW(マスタードイエロー)

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