もうすぐ11月。本格的に寒い季節になりますね。
寒い時期と言えば、暖かいインナーが手放せません。
市販の暖かいインナーは最近は色んな種類が出ていますが、色数が少ないですよね。
もっと色が豊富だったらいいのに!と思ったことはありませんか?
そんな時は染色してみましょう!
染まる繊維の種類の解説から、詳しい染め方をご紹介します。
今回染めるのはこちら。ダークグレーのタートルネックです。
PAC FABRIC DYE col.02 CALM BLUEを使って染めてみようと思います。
まずは素材を確認
今回染めるインナーは、アクリル42%、レーヨン35%、ポリエステル18%、ポリウレタン5%です。
すべて化学繊維の混紡素材です。
PAC FABRIC DYEの染料では…
アクリル→ × 染まらない
レーヨン→ ○ 染まる
ポリエステル→ × 染まらない
ポリウレタン→ × 染まらない
そのため、レーヨン35%の部分だけに色が入ることになります。
綿やレーヨンが含まれていない素材は染めても色が変わりませんのでご注意ください。
染まる素材かどうか不安な場合はお問い合わせフォームからお気軽にご相談くださいね。
使う染料の量は?
染色する前に乾いた状態で重さを計ります。重さによって使う染料の量が変わってきます。
今回染めるインナーは160gでした。
PAC FABRIC DYE1パックで250gまでの繊維を染めることができます。
1パック全部を使って染めても構いませんが、正確に必要量を計算すると下記のようになります。
染料3.2g、固着剤32g、塩192g、染色の際の湯量4.16L、色止め剤9.6ml
用意するもの
・PAC FABRIC DYE (染料・固着剤・色止め剤入り)
・お塩
・容器(バケツなど)
・ボウル(染料を溶かす用)
・泡立て器
・ゴム手袋
・衣類用洗剤
染色の前に
洗って汚れを落とし、濡れた状態のままにしておきます。
新品のものでも必ず洗ってください。
漂白剤や柔軟剤は使用しないでください。
染色手順
⑴染料を溶かします。
染料をボウルに入れ、40〜50℃のお湯で溶かします。(今回は染料3.2g、お湯320ml使用)
染料は粉末です。飛び散らないようにご注意ください。
染料は溶け残りのないように、しっかり混ぜてください。泡立て器で溶かすと溶けやすいです。
⑵固着剤とお塩を溶かします。
容器に40〜50℃のお湯を入れ、固着剤とお塩を溶かします。
(今回は固着剤32g、塩192gをお湯3.84Lで溶かしました。)
⑶溶かした染料を混ぜます。
⑷濡れた状態のインナーを浸け、よく混ぜます。
⑸時々混ぜながら1時間浸けます。(加熱不要です。)
放置すると色ムラが出てしまうので、こまめに混ぜてください。
⑹余分な染料をすすぎます。
染料液を捨てて、キレイなお水(またはぬるま湯)で洗剤を入れてすすぎます。
すすぐお水が透き通るくらいまですすいでください。
すすぐお水が画像のように透き通れば大丈夫です。
⑺色止めします。
容器に40〜50℃のお湯を入れ、色止め剤を溶かします。(お湯の量は染色した時と同じ量です)
すすいだインナーを絞ってから浸けます。15分間、時々混ぜながら浸けます。
⑻お水が透明になるまですすぎます。
2回すすいだら、透明になりました。
⑼脱水して陰干ししたら完成です。
元のグレーと染料のブルーが混ざってダークブルーのような色になりました。
よく見ると濃いブルーの部分とブラックの部分が筋のようになっています。
ネイビーとはまた違う色でとても良い色になりました。
意外と良い色に染まったので、他の色にも挑戦してみたくなりました!
皆さんもぜひお試しくださいね。
使用した染料
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