
タイダイ染めと聞くと「派手」なイメージがありますよね?
タイダイ染めをするのは楽しいけど、実際に自分で着るには抵抗があるという方も多いと思います。
そんな方にオススメなのが「淡いタイダイ染め」です。
色を淡くするだけで派手すぎない優しい仕上がりになります。
Q.では、淡くするにはどうしらたいいのでしょうか?
方法1.染料の量を少なくする
お湯に溶かす染料の量が少ないと、色は淡くなります。
(画像左から:お湯100mlに対して…染料0.1g、染料0.5g、染料1g)
(放置時間は24時間で染色)
方法2.放置時間を短くする
染料を塗ってから、すすぐまでの時間が長いと濃く、短いと淡くなります。
よく染めたい時は24時間がオススメですが、時間が短いとその分淡くなります。
(画像左から:1時間、3時間、24時間)
(お湯100mlに対して染料1g使用)
※注)染める素材によって染め上がりの濃さは変わりますので、目安としてお考えください。
方法1と2のどちらか、または組み合わせて、好みの濃さにできます。
では実際に白のTシャツを淡く染めてみましょう!
用意するもの
・タイダイスターターキット
・容器(バケツなど)×2個
・ワイヤーネット(あると便利)
・衣類用洗剤
*タイダイキットには、染料、固着剤、お塩、色止め剤、ボトル、使い捨てゴム手袋、ビニール袋、輪ゴムが入っています。
*タイダイキットは公式オンラインショッップでご注文の場合、15色の中から好きな3色が選べます。
今回は「FOREST GREEN」「SOIL BROWN」「POPPY ORANGE」を使用しました。

染色するのはオンラインショップでも販売している染色用Tシャツです。
生地も縫製糸も綿100%の染色に最適なTシャツです。

染色手順
⑴Tシャツを洗います。
新品のものでも必ず洗ってください。
洗ったあとは脱水して濡れた状態のままにしておきます。

⑵濡れた状態のTシャツをキレイな場所に広げ、細かくシワを寄せていきます。
輪ゴムで固定します。


⑶固着液に浸けます。
容器に固着剤とお塩を入れ40〜50℃くらいのお湯で溶かします。
縛ったのTシャツを15分間浸けます。
今回は固着剤16g、お塩100gをお湯1Lで溶かしました。
全体が浸からない場合はこまめに裏返して、奥まで溶液が染み込むようにしてください。
※固着液に触れる際は必ずゴム手袋を装着してください。

⑷固着剤に浸けている時間を利用して染料を溶かします。
袋に入っている粉末の染料を必要な分だけボトルに入れ、40〜50℃のお湯を注ぎ、ボトルを振って染料を溶かします。
今回は淡くしたいので各色は0.1gを30mlで溶かしました。
液漏れを防ぐために、必ず中栓をしてボトルを振ってください。
(0.1gは耳かき1杯くらいです)


⑸バケツなどの容器の上にワイヤーネットを置きます。
固着液に浸けていたTシャツを絞ってから取り出し、ワイヤーネットの上に乗せます。
溶かした染料液をボトルから垂らして塗っていきます。
裏面も同じように塗ってください。




白い部分を残して配色しました。

ワイヤーネットを使うと、余分な染料は下に落ちるので、色が混ざるのを防ぐことができ、後片付けも楽です。

⑹ビニール袋に入れて(またはラップで包んで)置いておきます。
今回は淡くしたいので、2時間だけ置きました。

⑺お水ですすぎます。
最初は流水ですすぎ、色があまり出なくなったら、輪ゴムを外し、中性洗剤を入れて全体をすすぎます。


⑻色止めします。
容器に40〜50℃のお湯を約3L入れ、色止め剤 約7ml溶かします。
Tシャツを浸け、ときどき混ぜながら15分間浸けます。
その後、お水が透明になるまですすぎ、乾かします。

⑼完成です!
染料の濃度を薄くして、放置時間も短くしたので淡い色に仕上がりました。
白の部分(生地の元の色)の面積が大きいので、すっきりした印象です。


使用した商品
画像をクリックすると購入ページへ移動します。
Comentários