見本の色より淡いトーンに染めたいときはどうするの?という疑問にお答えします。
絵の具の場合、淡いトーンにしたい時は「白」を混ぜますよね?
しかし染料には白がありません!
染色で淡く染めたい時は染料の量を少なくします。
染料の量を減らせば減らすほど、色は淡くなっていきます。
では実際に染料の量を減らして染めてみましょう。
[条件]
PAC FABRIC DYE1パックで250gまでの繊維が染まります。
繊維250gに対して1パックで染めたものを100%の濃度とします。
染料の量を半分にしたものを50%、染料の量を1/10にしたものを10%と表記しています。
※固着剤とお塩も染料の量と比例して減らします。
※染色の際のお湯の量は減らさないでください。
(染色したのは綿100%の白いTシャツの生地です。)
[結果]
PAC FABRIC DYE col.06 SOIL BROWN(ソイルブラウン)
左)10% 中央)50% 右)100%
10%の濃度で染めるとベージュのような色になりました。
ややピンクの色味が強く出ているように感じます。
50%の濃度は柔らかい印象のブラウンになりました。
PAC FABRIC DYE col,10 CITY GRAY(シティグレー)
左)10% 中央)50% 右)100%
グレーの色の濃さは好みが出ますよね。
10%の濃度はまさにライトグレーです。
あまり濃すぎないグレーにしたい場合は50%の濃度もオススメです。
とても良い色ですよ。
PAC FABRIC DYE col.07 HOT PINK(ホットピンク)
左)10% 中央)50% 右)100%
ピンクは淡いトーンほど可愛らしい印象です。
100%の濃度だと派手すぎる…という方は好みに合わせて調節してみてくださいね。
注)染める繊維の種類や性質、染まりやすさ等によって染め上がりの色は異なります。
上記の染色サンプルは目安としてお考え下さい。
使用した染料
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