綿とポリエステルの混紡素材のシャツを染めたBefore & Afterをご紹介します。
襟などが黄ばんでしまった時は、染めることで黄ばみを目立たなくさせることができますよ。
染色前のシャツ
白地にグレーの細いストライプ柄です。
素材
綿55%、ポリエステル45%です。
ポリエステルが入ることでシワになりにくくなるので、シャツは綿とポリエステルの混紡のものが多いです。
PAC FABRIC DYEは綿は染まりますがポリエステルは染まらないので、綿55%の部分のみに色が入る仕上がりになります。
繊維の織り方などにもよりますが、全体的に淡い染め上がりになると予想されます。
用意するもの
・PAC FABRIC DYE(NAVY BLUE使用) × 1パック
・お塩
・容器(バケツなど)
・ボウル(染料を溶かす用)
・泡立て器
・ゴム手袋
・衣類用洗剤
染料の量の目安
乾いた状態で染めるものの重さを量ってください。
PAC FABRIC DYE1パックで250gまでの繊維が染まります。
今回染めるシャツはは122gだったので1パックの半分の量を使います。
キットに入っている染料・固着剤・色止め剤はそれぞれ半量にします。
お塩も半量の150g、お湯も半量の約3.25L使います。
↓こちらも参考にしてみてください。
染色の前に
シャツは洗って汚れを落とし、濡れた状態のままにしておきます。
漂白剤や柔軟剤は使用しないでください。
染色手順
⑴染料を溶かします。
計量した染料をボウルに入れ、40〜50℃のお湯250mlで溶かします。
染料は溶け残りのないように、しっかり混ぜてください。泡立て器で溶かすと溶けやすいです。
⑵固着剤とお塩を溶かします。
容器に40〜50℃のお湯3Lを入れ、計量した固着剤とお塩150g(別途用意する)を溶かします。
⑶溶かした染料を混ぜます。
⑷濡れた状態のシャツを浸けます。
⑸時々混ぜながら1時間浸けます。(加熱不要です。)
放置すると色ムラが出てしまうので、こまめに混ぜてください。
⑹すすぎます。
染料液を捨てて、キレイなお水(またはぬるま湯)で洗剤を入れてすすぎます。
すすぐお水が透き通るくらいまですすいでください。
⑺色止めします。
容器に40〜50℃のお湯3Lを入れ、計量した色止め剤を溶かします。
すすいだシャツを絞ってから浸けます。15分間、時々混ぜながら浸けます。
その後、お水が透明になるまですすぎ、脱水して陰干ししたら出来上がりです。
⑻ポリエステルが含まれているので淡い仕上がりになりました。
左が綿100%の生地、右が今回染めた綿55% ポリエステル45%の生地です。
同じ色で染色していますが、素材の違いでこれだけの差がでます。
縫製糸もポリエステル製なので染まりませんでした。
使用した染料
PAC FABRIC DYE col.11 NAVY BLUE(ネイビーブルー)
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