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限定色SPRING GREENを使って麻のシャツを染色

  • 執筆者の写真: PAC FABRIC DYE
    PAC FABRIC DYE
  • 7月2日
  • 読了時間: 3分
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現在販売中の限定色SPRING GREENを使用して麻100%のシャツを染色しました。

麻素材を染める際の注意点やコツも含めて染色方法をご紹介します。



用意するもの

・PAC FABRIC DYE 染色キット1個(染料・固着剤・色止め剤入り)

・塩

・容器

・染料を溶かすボウル

・染料を溶かす道具(泡立て器など)

・ゴム手袋

・麻100%のシャツ


染料の量の目安

今回染色するシャツは184gです。

PAC FABRIC DYE染色キット1つで250gまでの繊維が染まります。

キット1つ全部を使っても良いのですが、その場合は少し濃く染まります。

見本の色の濃さにしたい場合は、重さに合わせて染料なども減らしてください。

184gの繊維を染める場合の規定量は、染料3.7g、固着剤37g、塩220g、お湯の量4.8L、色止め剤11mlになります。

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注意点

麻製品の中には水洗い不可のものもございます。

水洗い不可の製品を染めると、縮みや型崩れ、風合いの変化などが生じる可能性がありますので、染色をお勧めできません。

今回染めるシャツは手洗い可でしたので、丁寧に扱いながら染色していきます。

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染色手順

1、シャツを洗います。

中性洗剤を入れて手洗いで洗濯します。

洗濯後はシワになるのを防ぐため、洗濯機での脱水はせず、シャツを畳んで押すイメージで水気を切っておきます。


2、溶液を作ります。

ボウルに染料(3.7g)を入れ、40℃くらいのお湯(400ml)で溶かします。

溶け残りのないよう、泡立て器を使ってしっかりと混ぜてください。

染色をする大きな容器に固着剤(37g)と塩(220g)を入れ、40℃くらいのお湯(4.4L)で溶かします。

大きな容器に溶かした染料液を混ぜ合わせます。

(染料の溶け残りを防ぐために、染料は別容器で溶かしています)


3、シャツを溶液に浸けます。

色ムラを防ぐために、シャツのボタンは開けた状態で浸けてください。

ときどき混ぜながら1時間浸けおきします。

麻素材は水面に浮いてきやすいので、上から優しく押して、沈めるようにすると良いです。


4、溶液を排水して、お水ですすぎます。

中性洗剤を入れて、何回かお水を入れ替えてすすいでください。

完全に色が出なくなるまですすぐ必要はありません。すすぐお水が透き通れば大丈夫です。


5、色止めをします。

容器に40℃くらいのお湯(4.8L)を入れ、色止め剤(11ml)を溶かします。

すすいだシャツをときどき混ぜながら15分間浸けます。

その後、色が出なくなるまでお水ですすぎます。(洗剤は不要です)

洗濯機で脱水するとシワになってしまうので、シャツを畳み、上から手で押して水気を取ります。

形を整えて陰干しします。


6、完成です。とっても爽やかな優しいグリーンに染まりました。

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縫製糸はポリエステル製なので染まらず、白のままになります。

麻は性質上、色がぶれやすい素材になりますが、今回はほぼ見本通りの色に染まりました。

ものによっては見本と少し違う色みになる場合もあります。

(グリーンで染めた場合は、黄みが強く出たり、青みが強く出たりすることがあります。)


麻を染める際のポイント

・シワを防ぐため、洗濯機の脱水は使わない。

・小さい容器に押し込むと色ムラやシワの原因になるので、余裕のある大きさの容器で染色する。

・高温で染色すると縮む可能性があるので、40℃くらいの温度で染色する。 ・シワが出た場合はスチームアイロンで伸ばす。



使用した染料

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PAC FABRIC DYE 染色キット col.41 SPRING GREEN(スプリンググリーン)



※限定色のため、在庫限りで販売終了になります。

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