夏のような暑い日が続いていますね。
今回は挟んで固定する工具「万力」を使って板締め絞りをしてみたいと思います。
食卓が明るくなるような「ふきん」を染めました。
板締め絞り(いたじめしぼり)とは?
生地を折りたたみ、木の板で挟んで染める染色方法です。
挟まれているところは染料液が入らないので、規則的な模様を作ることができます。
用意するのも
・PAC FABRIC DYE (YOLK YELLOW使用)× 1パック
・綿のふきん
・お塩
・容器(ボウルなど)
・泡立て器
・ゴム手袋
・衣類用洗剤
・木の板(小さいもの) × 2枚
・万力
*生地は予め洗って、乾かしておきます。
染料の量の目安
通常は染めるものの重さで染料の量が決まりますが、
板締絞りの際は「染めるものが浸かる量」が目安になります。
板で縛った状態でどれくらいの水量があれば浸かるかを見て判断してください。
今回が700mlくらいの水量があれば浸かりそうなので、分量は1パックの10分の1使うことにしました。
キットに入っている染料・固着剤・色止め剤は1袋の10分の1。
お塩は30g。お湯は700mlで染色をします。
染め方の手順
1、5cm×5cmくらいになるように折りたたみます。
畳むときはジャバラにたたんでください。
↓
2、木の板を生地の上と下に置き、万力で挟みます。
今回は1cm角くらいの木の板を使います。
万力のネジが回らなくなるまで、しっかりと固定します。
3、水に浸けておきます。
4、容器に計量した染料・固着剤・お塩を入れ、40〜50℃のお湯で溶かします。
5、ふきんを濡れた状態のまま、染色液に浸けます。
6、生地が重なっているところは染色液が届きにくいので、
生地をめくって、中まで染み込むようにしてください。
ときどき混ぜながら1時間浸けます。(加熱は不要です)
7、すすぎます。万力はまだ外しません。
お水が透き通るまですすいでください。
8、色止めします。
容器に40〜50℃のお湯を入れ、色止め剤を溶かします。
すすいだふきんを15分間浸けます。
9、再度お水ですすぎ、万力を外します。
10、乾かしたら完成です。
木で挟んだところには染色液が入っていかないので、染まらずに白のままです。
規則的な柄ができました。
左:YOLK YELLOW 右:FOREST GREEN
白いまま使うより、自分で染めて使った方が愛着が湧きますよね。
好きな色に染めてみてくださいね!
注意
ふきんは漂白すると色が落ちてしまいますので、ご注意ください。
使用した染料
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