前回に引き続き「絞り染め」をご紹介します。
今回は木の板で布を挟んで染める「板締め絞り(いたじめしぼり)」をしてみました。
板締め絞り(いたじめしぼり)とは
生地を折りたたみ、木の板で挟んで染める染色方法です。
挟まれているところは染料液が入らないので、規則的な模様を作ることができます。
今回はホームセンターで丸い形の板を見つけたのでそれを使います。
そして1色で染める方法は以前ご紹介したことがあるので、今回は2色で染めてみたいと思います。
用意するもの
・PAC FABRIC DYE × 2パック
・お塩
・容器
・泡立て器
・ゴム手袋
・衣類用洗剤
・木の板(丸) × 2枚
・木の板(長方形)×2枚
・太い輪ゴム × 数本
*col.02 CALM BLUEとcol.07 HOT PINKを使用しました
*木の板は同じ形・大きさのものを2枚ずつご用意ください
染色手順
1、ハンカチをたたみます。
たたむ時のポイントはジャバラ(びょうぶ畳み)にすることです。
ジャバラに畳むと染料が染み込みやすくなり、色ムラが防げます。
アイロンを使って折り目をつけるとキレイにたためます。
2、畳んだハンカチを丸い木の板で挟みます。
上の板と下の板がずれないように、全角度から確認してください。
さらに長方形の板で挟み。太い輪ゴムで固定します。
板がずれないようにきつく固定してください。
3、ハンカチは水で濡らしておきます。
4、染色液を作ります。
染料0.4g、固着剤4g、塩24gを500mlのお湯(約50℃)で溶かしました。
泡立て器でしっかりと溶かしてください。
(染料と固着剤は染色キットに含まれています)
5、生地の半分が浸かるように浸します。
ときどき持ち上げたり、揺らしたりしながら1時間浸け置きします。
6、流水ですすぎます。
色がほぼ出なくなるまですすぎます。
7、もう1色の染色液を用意し、同じように半分だけ1時間浸けます。
8、中性洗剤を入れて全体をすすぎます。
色が出ないようであれば木の板を外して、生地を広げてすすいでください。
9、色止めをします。
容器に40〜50℃のお湯を約1L入れ、色止め剤を約2.5ml溶かします。
すすいだ生地をときどき混ぜながら15分間浸けます。
(色止め剤は染色キットに含まれています)
10、お水ですすぎ、脱水、陰干ししたら完成です!
ピンクとブルーが混ざったところはパープルになっています。
丸い板で挟んだ柄がハッキリと出ました。
使用後の木の板は…
水で洗い、よく乾かしてください。
繰り返し使うことができます。
公式オンラインショップで販売しているハンカチは生地が薄くて染色液が染み込みやすいので
色ムラが出づらく、とても染色しやすいです。
縫製糸も綿なので生地と同じように染まります。
使用した染料
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使用した道具
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