今回は染色の失敗例をご紹介します。
染色は染料と染めるもの相性、作業の仕方など様々なので必ず成功するとは言い切れません。
ですが、せっかく染色するのであれば、可能な限りキレイに染めていただきたい!
失敗を減らすために、失敗例と対処法をご紹介したいと思います。
こちらの白のTシャツ。よく見ると裾のあたりにシミがたくさんあります。
調理中に油が飛んでしまい、洗っても落ちなかったシミです。
染色すればシミが目立たなくなるかな?と思い、PAC FABRIC DYE col.15 MONSTER GREENで染色してみました。
すると…
余計にシミが目立ってしまいました!!!
シミの部分は周りより濃くなって、染色前よりシミが目立つという結果に…。
せっかく染色したのにこんな風になってしまってはガッカリですよね。
そこで黒で染めれば目立たなくなるのでは?と思い、今度はPAC FABRIC DYE col.03 SUPER BLACKで染色。
結果、ほとんど目立たなくなりました!
(糸はポリエステルなので染まっていません)
よ〜く見ると、シミの部分はより濃い黒になっていますが、グリーンで染めた時と比べるとかなり改善されました。これなら着用できそうです。
シミが浮き出てくる原因は?
繊維に油汚れ、シミ抜き剤などの薬品、油分が含まれる整髪料などが付着していると色が濃く浮き出てくる場合があります。
また新品のお洋服でも、染色することでシミが浮き出てくるというケースもまれにあります。(縫製時にミシンの油が付いたり、店頭で汚れが付いた場合など)
シミが浮き出た場合には黒で再染色するなど、対処していただければと思います。
うまく染まることもあれば、失敗することもあります。
やってみないとどうなるかわからないのが染色です。
みなさんもこの失敗例を教訓にして、染色を楽しんでくださいね!
使用した染料
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