色あせたお洋服の染め直しには同系色を使いますが、
元の色と全然違う色で染めることで、カラーチェンジをすることもできます。
今回は真逆の色で染めて、どんな色になるか実験をしてみたいと思います。
ロイヤルブルーのTシャツ(綿100%)をPAC FABRIC DYE col.14 POPPY ORANGEで染色します。
色相環で見ると、青とオレンジは真逆の色であることがわかります。
色の変化がわかりやすいように胸のあたりを絞りました。
POPPY ORANGE1パックを使って説明書通りに染色します。
どんな色になるでしょうか?
染め上がりがこちらです。
青とオレンジが混ざるとグレーになりました。
オレンジが青みを打ち消しているようなイメージです。
オレンジで染めたとは思えない、かっこいい配色になりました。
青からグレーに染めたい場合、グレーの染料を使うと色が混ざって青みの強いグレーになってしまいますが、オレンジ(反対色)で青みを打ち消してあげると自然なグレーに仕上がります。
結果
色相環の反対側の色で染色すると、グレーっぽい色味になります。
ただし元の生地の色の強さや染料の色の強さによっては、どちらかの色に寄った色になる場合もありますのでご理解ください。
この方法を応用すると…
例えばピンクのお洋服を黒に染めたい場合、最初から黒の染料を使うと赤みが残った黒になってしまいます。
最初にグリーン系の色で染色してピンクの色味を弱め、その後黒で染色すると、より自然な黒に染め上がります。
手間はかかりますが、自然な黒に染めたい方はぜに参考にしてみてください。
使用した染料
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