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今年最後の染色ブログになります。
9月に発売した「PAC FABRIC DYE」、おかげさまでたくさんの方にご使用いただいています。
ありがとうございます!
今回は「そもそも染料って何?」という疑問にお答えします。
どんな種類があって、どんな特徴があるのか、知れば知るほど面白い染料について詳しくご紹介します。
化学染料の歴史
化学染料の誕生は1856年、今から160年前になります。
当時18歳だったイギリス出身の化学者ウィリアム・パーキンが、マラリアの治療薬として需要のあるキニーネを合成する方法について研究をしていました。
その実験の過程で偶然に絹を紫色に染める溶液を発見しました。
これが世界で初めての人口の染料で、“モーブ”という色名が付けられました。
この発見をきっかけに、ヨーロッパから世界に化学染料が広まりました。
染料を作ろうと思って染料ができたのではなく、偶然発見されたんですね。
今、私たちが着ているお洋服に色があることは、当たり前のことではなく、160年前の大発明のお陰なんですね!
化学染料の種類と特徴
化学染料にはたくさんの種類があります。
染める繊維の種類によって、適している染料が違うためです。
よく使われる染料をいくつかご紹介します。
![](https://static.wixstatic.com/media/7a9cc8_58368eecab8a40da8f726715c3013d59~mv2.jpg/v1/fill/w_640,h_480,al_c,q_80,enc_auto/7a9cc8_58368eecab8a40da8f726715c3013d59~mv2.jpg)
PAC FABRIC DYEは「反応染料」になります。
発色や定着がよく、家庭でも使いやすいので反応染料を採用しました。
タイダイができるのも大きな魅力です。
染色にはたくさんの“技法”もあります。
「繊維×染料×技法」
この組み合わせで様々な表現ができる、染色はとても奥が深いものですね。
来年も染色の活用アイデアなどをたくさんご紹介できればと思っています!
来年もよろしくお願いいたします。
みなさま、よいお年を!