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  • 執筆者の写真PAC FABRIC DYE

色落ちしたジーンズの染め直し


買った時はインディゴの濃い紺色だったジーンズも、履いているうちに色が落ちていきます。

色落ちするのがデニムの良いところではありますが、 濃い方が好きという方も多いのではないでしょうか。

そんな時は染め直しをしてみませんか?

PAC FABRIC DYEのNAVY BLUE(ネイビーブルー)を使って、濃紺に染め直す方法をご紹介します。

染色前のジーンズがこちら。太もものあたりが特に色落ちしています。

素材は綿100%です。

用意するもの

・PAC FABRIC DYE

・お塩

・容器(バケツなど)

・ボウル(染料を溶かす用)

・泡立て器

・ゴム手袋

・衣類用洗剤

染料の量の目安

乾いた状態で染めるものの重さを量ってください。

PAC FABRIC DYE1パックで250gまでの繊維が染まります。

今回染めるジーンズは528gだったので2パック使うことにしました。

2パック使うので、お塩とお湯の量もそれぞれ説明書に記載の量の2倍にしておきます。

お塩は600g、お湯は約13Lです。お湯の量は染めるものが十分に浸かれば、多少減らしても大丈夫です。

染色の前に

ジーンズは洗って、汚れを落とし、濡れた状態のままにしておきます。

漂白剤や柔軟剤は使用しないでください。

染色手順

⑴染料を溶かします。2パック使うので、染料は2袋入れます。

40〜50℃のお湯、約1Lで溶かします。泡立て器を使うと溶けやすいです。

⑵染色する容器に固着剤(2袋)とお塩(600g)を入れ、40〜50℃のお湯約12L(6Lの2倍)で溶かします。

⑶溶かした染料を混ぜ合わせます。

⑷濡れた状態のジーンズを浸けます。全体に染料液が染み渡るようによく混ぜます。

⑸1時間浸け置きします。

放置すると色ムラになってしまうので、こまめに混ぜてください。

ゴム手袋を両手にはめて、ジーンズを広げるようにするとムラなく混ざります。

お湯の温度が下がってきますが、加熱する必要はありません。

⑹染色液を捨て、お水ですすぎます。

洗剤を入れて、お水が透き通るまですすいでください。(目安:5回くらい)

⑺色止め液を作ります。

容器に40〜50℃のお湯を12L(6Lの2倍)入れ、色止め剤(ボトル2本)を溶かします。

⑻すすいだジーンズをときどき混ぜながら15分間浸けます。

定着しなかった余分な染料が出るので、お湯が青くなっています。

⑼お水が透明になるまですすぎ、脱水して陰干ししたら出来上がりです。

濃紺になりました!色が濃い方がキレイめな印象になりますね。

シワに沿って色落ちしていた部分もしっかり染まっています。

濃淡の差が目立ちにくくなりました。

ステッチ(縫い糸)はポリエステル製のため、染まりませんでした。

レザーのラベルはわずかに色が入りました。ものによってはかなり縮む場合があります。

デニムは縦糸が青、緯糸が白で織られています。

裏面を見ると白い糸が見えていますが、染色すると全部が染まりますので、裏も表面と同じ色に染まります。

デニム特有の立体感はなくなってしまうのでご了承ください。

染色した直後は少し生地が固くなりゴワゴワしますが、着用していくうちに馴染んでいきます。

染色後は最初は単独で手洗いしてください。色が出ないようであれば、他のものと一緒に洗濯しても大丈夫ですが、白いものとは分けて洗濯してください。

干すときは陰干しにすると、日焼けによる退色を防ぐことができます。

注意点・ポイント

・ジーンズの元の色や、生地の厚さによって、染め上がりは多少異なります。

・ポリエステルなどの化学繊維が含まれている場合は、含まれている割合が多いほど

 染め上がりは薄くなります。

・ストレッチ素材(綿95%、ポリウレタン5%など)でもキレイに染まります。

 ポリウレタンは生地の中に織り込まれていますので染め上がりには影響しません。

・バケツなどに染料の色が付いた場合は、塩素系漂白剤を付けて洗うと落とすことができます。

使用した染料

PAC FABRIC DYE col.011 NAVY BLUE(ネイビーブルー)

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PAC FABRIC DYE col.011 NAVY BLUE(ネイビーブルー)

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