お店で売られているお洋服は天然繊維や化学繊維など、様々な種類があります。
どの繊維がよく染まるのか?どんな染め上がりになるのか?
風合いは似ていても繊維ごとに染め上がりは結構違います。
PAC FABRIC DYEの染められる繊維は…
綿、麻、レーヨン、テンセル、キュプラなどです。
それ以外は染まらない、または染色をお勧めしておりません。
実際に染めた生地をご紹介します。
(すべてcol.04 FREST GRENNで染色)
<綿100%>
綿100%はよく染まります。
帆布やキャンバス地のような硬くて厚い生地は染まりにくい場合もあります。
<綿50%、ポリエステル50%>
綿はよく染まり、ポリエステルは染まりません。なので綿の部分だけに色が入ります。
この生地は綿とポリエステルが均一に織り込まれたようなので、全体的に淡い染め上がりになっています。
例えば表面が綿で裏面がポリエステルになっている場合は、表面がよく染まり、裏面が染まらないので、表裏で全く違う染め上がりになります。
<綿35%、ポリエステル65%>
ポリエステルの割合が多くなると、さらに淡い染め上がりになります。
<麻>
麻も綿と同様によく染まります。
<レーヨン>
レーヨンもよく染まります。
レーヨンは化学繊維のようですが、原料が木材パルプで再生繊維と呼ばれます。
原料が天然のものなので、天然繊維と同じようによく染まるんですね。
ちなみにレーヨンは水に弱い繊維なので、染めることで縮んでしまうことがあります。
染色の前に洗濯表示を見て、水洗い可能かどうか確認してください。
<シルク>
シルクは淡く染まりますが、繊維の風合いが変わってしまう場合があるので、染色をお勧めしておりません。
縮みやシワ、繊維が硬くなってしまうなどの変化がおこる場合があります。
<ウール>
こちらも淡く染まりますが、縮みが出るため、染色をお勧めしておりません。
カシミアやアンゴラなど、その他の動物繊維も染色には不向きです。
<ナイロン>
化学繊維のナイロンは全然染まりませんでした。
<ポリエステル>
ポリエステルも化学繊維なので染まりませんでした。
その他、アクリルなども化学繊維なので染まりません。
「せっかく染めたのに染まらなかった!」ということのないように、
染色前に必ず品質表示を確認してくださいね。
使用した染料
PAC FABRIC DYE col.04 FOREST GREEN(フォレストグリーン)
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